夏休みの宿題で大変なのが「読書感想文」。
小学校1年生からある学校も多く、親も悩みます。
だいたい、400字詰め原稿用紙2枚程度をもとめられます。
先生としては「おもしろかった」とか「悲しかった」みたいな一般的な内容はいらないです。
また先生はだいたい生徒の能力をわかっているので、どこかの読書感想文の例文丸写しだとだいたいバレます。
感想文は読者の内面がでるので、その子の個性が出るはずだからです。
ではどのように読書感想文をこなしていけばいいのでしょうか。
書きやすい本の選び方、書き方を解説します。
この記事の目次
書きやすい本の選び方
低学年の場合は「絵本」でOKです。
本がそれなりにある子供には家にある本から選ぶといいです。
すでに読んだことがある本は読み直しが簡単だし、親も一度は目を通していると思うので、感想のポイントがわかっています。
一番書きやすい本です。
あと、時間短縮にもなりますしね。
家にあまり本がない方は「自分が興味のある本」を選ばせます。
図書館でもいいし、本屋に行ってもいいです。
親は子供が選んだ本の中から、さらに感想文の書きやすい本を選びます。
ポイントは登場人物が多いもの。
子供の精神年齢に近いものがお勧めです。
感想文を書くのに感情移入・共感がしやすいからです。
課題図書に上がっている「クレヨンからのおねがい!」はクレヨンが12色登場し、感想を書きやすいですよ。
例文付き
小学校低学年用課題図書[クレヨンからのおねがい!]の読書感想文の書き方
本を読む
本が決まったら、子供に本を読む時間を与えます。
本を子供に渡して放置。
読んだ本であれば
「後で内容聞かせてね」とか
もっと具体的に
「出てきた動物の名前教えてね」とか。
先に質問を出しておきます。
命令口調だとやらされ感が強いので、親に言われないと勉強とか本を読まなくなるかも。
初めて読む本の場合は、親もある程度物語を知っておくべきなので、すぐに借りる。
または先に目を通しておきます。
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感想を聞く
本を読んだらその日のうちに、一気に感想文まで進めます。
まずは、子どもに登場人物と、あらすじを簡単にメモなどさせながら話させます。
話が思い出せない場合は、もう一度読ませます。
全文ではなく、そのポイントだけでもOKです。
本を読んでるときは、一人にさせるためトイレに行ったり、お菓子を用意することにして席を立つといいですよ。
あらすじを聞けたら、いったん休憩です。
もし親が本を読んでなかったら、親が本を読んで、付箋などで、感想文のポイントをチェックしておきます。
ポイントは、本のテーマにそっていることや感想を書きやすそうなエピソードです。
だいたい見開き2ページで1つ見つけることができればいいです。
感想文を書き始めて、アドバイスができるようにしておくためです。
感想をひきだす
低学年だとまだまだ自分で感想文を書くのは大変なので、親がアシストします。
親がポイントを質問し、子供はその感想をノートに文章として書いていきます。
具体的には、親が選んだポイントは伝えず、各ページで感じたこと、気がついたことを引き出していきます。
下書きとして原稿用紙に書いてもOKです。
質問は、感想文のポイントになる箇所から
誰が何をしたのか
なぜその行動をしたのか
を親が質問するといいです。
感想文がかけたら、質問と子供の感想を並べ、原稿用紙に落とします。
書き出しは、本を選んだ理由で問題ないです。
低学年であれば「課題図書だから」とか「表紙がかわいいから」で充分です。
インパクトをつけるなら、本からうけた感想をいきなり書くのもありです。
低学年だと一人で読書感想文を仕上げるのはとても難しいです。
親がうまく誘導して宿題を手伝いましょう。
【自由研究がまだの場合はこちらも確認ください。】
夏休みの自由研究、小学生低学年(小1.2.3)は親がどこまでかかわればいい?
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