先日アメリカのFDAが2018年6月までに全廃すると発表した「トランス脂肪酸」。
自由の国なのに、食べる自由を奪うほど、強硬な手段をとったので驚きました。
トランス脂肪酸を調べてみると、意外と身近に多くあり、その体への影響を考えると子供だけでなく自分もあまりとりたくない成分が多いです。

トランス脂肪酸に身体への影響
トランス脂肪酸を摂取すると、血中の悪玉コレステロールが増え、動脈硬化などを引き起こすリスクが増すと研究で知られています。
動脈硬化になると、血管が破れやすくなるし、心臓に大きな負担にもなります。
高血圧、心不全などの心疾患につながります。
また、血管が詰まったりすることで、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。
さらに・・・血管が破れると、クモ膜下出血なんてことも。
怖いです。
怖いのですが、しっかり知っておけばいいのです。
アメリカでトランス脂肪酸が禁止の理由
というのは、「長期に渡って過剰摂取する」ことが危険をともなう条件になっています。
WHO(世界保健機関)では、トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満にするように指示しています
アメリカは高カロリーで肥満が社会問題になっていますが、日本は食生活が変ったとわいえ、まだまだアメリカとは違います。
日本人が1日に消費するエネルギー平均は1,900kcalです。
トランス脂肪酸の摂取量の上限は1日で2gと考えるといいですよね。
では、トランス脂肪酸を含む食品はどんなものがあるのでしょうか、含有量の目安を含め一覧を作ってみました。
トランス脂肪酸を含む食品一覧
あくまでも目安です。
製造元により、ショートニングや油が違います。
・クロワッサン:0.29~3.0g
・チーズ:0.48~1.5g
・味つけポップコーン:13g
・和牛ロース・サーロイン:0.52~1.4g
・チーズ:0.48~1.5g
・生クリーム:1.0~1.2g
・バター:1.7g~2.2g
・マーガリン:1.7g~2.2g
・クッキー:0.21~3.8g
大きく分けて マーガリンなどのオイル系、ドーナツ・ポップコーンなどのお菓子類が多いです。
外食では、チキンナゲットやフライドポテト、フライドチキンなどに多く含まれます。
パンが好きだったり外食が多いと、摂取量が増えそうですね。
あまり含まれていないのが、魚や野菜類。
一番重要なのはバランスのいい食事を心がけることですね。
子供の摂取カロリーの目安
【1~2才】
1200kcal/日
【3~5才】
1500kcal/日
【6~8才】
1700kcal/日
【9~11才】
2050kcal/日
心配しすぎるのはよくないのですよね。
外食NG、パンNG、ファストフードNGなんて、今の時代では息苦しいです。
うちの子は、週1くらいの頻度でクッキーは食べますよ。
何事もかたよらず、好き嫌いななく満遍なく食べることを子供には教えていきたいなと思ったニュースでした。
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