2015年11月16日「ビートたけしのＴＶタックル」で「厚切りジェイソンが泊まって調査！東京「山谷」編」が放送されました。
住んでいる近くの話なので、しっかりと見入ってしまいました。
今の山谷地区にはなんと4000円以下で宿泊できる簡易宿泊所が多くあって、旅行者にも人気になっています。
山谷の歴史を振り返りながら、格安の宿などを紹介したいと思います。
山谷地区の昔
山谷とは、台東区に実際にあった地名です。
現在の清川・日本堤・東浅草あたりで、吉原周辺です。
また隣の荒川区にある日雇い労働者の簡易宿（通称ドヤ）が多く、この辺りを総称して山谷地区と呼ばれています。
日雇いの労働者の町で、治安が悪く、近隣の一般住宅の窓はしっかりと格子が張られているところが多いです。
あの漫画「あしたのジョー」の舞台にもなっているので、その治安の悪さはなんとなく想像がつくかと思います。
もともと、宿場の歴史としては、江戸から日光街道を歩いていくと最初の宿が今の南千住あたりです。
河原で処刑場があったり、少し歩くと吉原があったりしたので、当時からなんとなくカオスを感じる場所だったのではないかと思います。
戦前から労働者が滞在しテント村が形成され、その流れで簡易宿泊所ができました。
なんと、160軒ほどあります。
最近は日雇い労働者も少なくなり、30軒ほどが、一般の旅行者にも解放されているのです。
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今の山谷地区
昔の日雇い労働者も高齢化で、路上宿泊者も見ることは見ますけど、かなり数が減ってきています。
今は治安はかなり改善され、ヘンな事件もないです。
ただ、本当に・・・年を越せない方もいるし、近くが吉原ということでで、ちょっと雰囲気は変った街であることは違いないです。
最近は安い簡易宿があることで、バックパッカーが目立つようになりました。
最寄の南千住駅は、ＪＲ、地下鉄、つくばＥＸと３路線が使えるので、片言の日本語でガイジンがおばちゃんに道を聞く光景は普通になっています。
私もよく聞かれることがあります。
ただ、全ての簡易宿が一般旅行者を受け入れているわけではないです。
簡易宿泊所はざっくり2種類の用途に分かれて営業しています。
１つは、一般旅行者向けですが、先に書いたようにだいたい30軒ほどしかありません。
簡易宿泊所の最近の用途
簡易宿泊所の多くは、身寄りのない低所得者の受け皿になっています。
元々山谷地区で生活していた日雇い労働者が高齢化し、失業、生活保護を受けながら簡易宿泊所で生活しているという状況です。
このような簡易宿泊所では一般客の利用は断られます。
事前に電話して確認するといいです。
一般の利用者ＯＫの簡易宿泊所
私の知る限り、以下のホテルです。
ホテル アポロ 03-3875-0795 2000円台
ドームホステル えびすや 03-3875-5912 1000円台
ビジネスホテル 加賀舎 03-3875-1833 2000円台
ホテル寿陽 03-3875-5362 3000円台
ビジネスホテル福田屋 03-3872-1091 2000円台
エコノミーホテル ほていや 03-3875-5912 2000円台
ビジネスホテル楽陽 03-3876-7747 2000円台
やすらぎの宿 大東館 03-3875-9108 2000円台
ホテル ニューあづま 03-6802-0716 3000円台
紀伊國屋旅館 03-3872-6258 2000円台
ビジネスホテル 松葉家 03-3875-1858 2000円台
ホテル むさし 03-3872-5236 2000円台
東京バックパッカーズ 03-3871-2789 1000円台
ホテル ヒカリ 03-3874-8651 3000円台
ビジネスホテル 紅陽 03-3874-0175 2000円台
パレスハウス 03-3875-5234 1000円台
旅館会津屋本店 03-6726-6308 3000円台
ホテル 三楽 03-6382-9150 2000円台
旅館 桂 03-3876-3270 2000円台
カンガルーホテル 03-3872-8573 3000円台
パレスジャパン 03-6458-1540 2000円台
ビジネスホテル 七福 03-3806-2579 2000円台
ビジネスホテル 福千 03-3801-0561 2000円台
ホテル丸忠 CENTRO（チェントロ） 03-3802-6444 4000円台
ホテルNEO東京 03-3801-2777 3000円台
千住田村屋 03-3807-3951 3000円台
ビジネスホテル かしわ 03-3802-0868 2000円台
ビジネスホテル 都 03-3801-6820 2000円台
ホテル 明月 03-3803-3244 3000円台
ビジネスホテルだと７０００円はかかるので格安ですよね。
ＴＶ番組では、嵐のコンサートに行ってきた人や、大学生が帰る時間がもったいなくて泊まっていました。
ただ、簡易宿泊所ゆえに、ルール・マナーもあります。
宿泊のマナー
設備はだいたい、３畳間にベッドか布団があるだけ。
テレビ、冷蔵庫は完備されています。
ただ
風呂（シャワー）
トイレ
キッチン
は共同で、シャワーとキッチンはコイン式だったりします。
また、相部屋・団体部屋もあるし、安全上女性の宿泊を断っているところもあります。
必ず電話で確認することをおススメします。
簡易宿泊所ならではのルールとして門限があることです。
だいたいの宿が９時で閉まります。
部屋の壁も薄いので、物音が聞こえることもあります。
騒ぐ行為はＮＧで、最低限マナーは守りましょう。
支払いにカード払いができないところも多いです。
もちろん、館内にレストランはないので近くで買うことが必要です。
山谷地区の簡易宿泊所の魅力
人気の理由は安さと立地です。
旅行者にとって立地は魅力で、浅草は徒歩圏内です。
のんびり歩いても、20分ほどで浅草寺に着きます。
最寄の電車は南千住駅で、日比谷線が秋葉原・築地・銀座に直結していますし、ＪＲも使えます。
けっこうアニメのイベントとかで泊まる人もいます。
ちょっとディープな山谷地区ですが、今は旅行者に人気の宿泊施設になってます。
ぜひ、東京観光に泊まってみるのもいいですよ。
ファミリーはダメですけどね。
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